ある日、僕と妻はMRT龍山寺駅近辺を歩いているとある食堂を見つけました。「兩喜號」というお店です。読み方は全くわかりません。
こんな通りにあるお店で、看板がデカデカと掲げてあります。どうやら魚系のなにかがあるんだということもわかりますね。創業1921年という大変老舗ということもわかります。お腹が空いて気になっていたので近寄ってみました。
どうやらビーフンがあるお店?
入り口です。これは11時くらいだったかと思います。お昼にしてはまだ早い時間であるにもかかわらず結構な盛況ぶり。しかも2階まで席があるようです。外からはわかりづらかったですがかなり大きいお店のようです。
こういうお店はかなり期待できるんですよね。そう僕は直感し、迷わず入店。
入り口にてすごい量のビーフンを発見。ホッカホカで煙がでています。どうやらこのお店はビーフンがあるようだ・・・。
そしてもちろん他にもメニューがある。どれがいいんだろう・・?と迷っていると店員さんが日本語のメニューを見せてくれました。なんと、話が早い。
メニューにはおすすめが書いてあったのでサクっと注文。
「兩喜號」でいただいたメニューはこちら
来ました。どれも美味しいそうですね。それではいつも通り食レポをさせてもらいます。
ビーフン炒め
コレです。一見普通に見えるシンプルなビーフンなのですがめちゃくちゃ美味しい。
ひと口食たべればもうその旨さにぶっ飛びます。うまさの秘訣はビーフンの上に乗っかっている揚げたガーリップチップ。ちょうど良く水分量を調整された麺とニンニクのベストマッチ感がスゴいんです。そしてちょっとしつこくなったところをもやしのサッパリで絶妙にカモフラージュしてくれています。まじで最高すぎる。
とろとろスルメスープ
次はこちらのとろとろするめスープ。名前がわからないので自分で命名しました。コレもね、ただただ激ウマ。海鮮のダシがほんのり効いたさっぱりスープが片栗粉でとろとろになっています。そこに茹でたするめイカとイカのつみれが入っています。そしてこのするめがぷりっぷりでめちゃくちゃ柔らかい。もう言うことなし。誰もが黙ってすすり続けます。
えびの春巻き
こちらはエビちゃんの春巻きなんですが、これもアタリ。
見た目通りエビがぎゅうぎゅうに詰まっていて、春巻きの皮が薄いので揚げていてもしつこくありません。ピリ辛のソースにつけてペロリといただきました。これだけで出てきていたら5秒で食べれちゃいますね。お酒のつまみにしたら最高。
ゴボウのさつま揚げ
周りの台湾人が注文していたので気になって僕も頼んでみました。ゴボウのさつま揚げです。といっても本来のさつま揚げのとりも魚のすり身の部分が少なくてしっかりとゴボウの味がします。これも美味しかったなー。
魯肉飯(ルーローファン)
定番なのでこちらもいただきました。美味しいお店に来ると、どうしてもそこの魯肉飯の味も試してみたくなっちゃうんですよね。びっくりするほど美味しいということもなかったですが、普通に他のものより美味しいです。
感想:人生最高のビーフンに出会えた。
正直なところ、この「兩喜號」で食べた台湾料理は、今回の台湾旅行で食べたもの中で一番美味しかったです。いやいや、前回の旅行も含めて一番でした。
はじめてここで食べてからというもの、ここのビーフンが僕と嫁の大のお気に入りになってしまい、旅行の最終日まで毎昼ここでビーフンを食べてから市内観光に出るということをしていました。
1回目に行った時のメニュー
2回目に行った時のメニュー
3回目に行った時のメニュー
食べるのに夢中になりすぎて撮り忘れました。
いかんせん「兩喜號」のビーフンのことを知ったのが旅行の後半だったため、もっと早く知っていればと後悔したものです。「もっともっと食べたいのにお腹がいっぱいになって食べれない!悔しい!」というこの現象、誰かに命名して欲しいなあと思いましたよ。
こんなに美味しいものはなかなか世の中にあるものではありません。次の台湾旅行も絶対に龍山寺駅近くにしてこの「兩喜號」に来ると思いますね。
台湾在住者、これから台湾に行く人には全力でおすすめします。